NPOとは「Non=非」「Profit=利益」「Organization=組織」の頭文字をとった略語で、一言で表すと「営利を目的としない、社会貢献活動を行う民間の組織」となります。
社会貢献活動というと、ボランティア団体というイメージですが、個人でも始められるボランティアと違い、NPO法人は公的なお墨付きをもらった「法人格を有する」団体です。
どのような団体でも、NPO法人として認められるわけではなく、法律上の様々な要件をクリアしなければならず、また設立まで少なくとも約4カ月という長丁場を乗り切らなければなりません。
NPO法人設立までの流れについてはこちら →NPO法人ができるまで
NPO法人を設立する場合、資本金は要りません。
また、株式会社等を設立する場合、定款認証費用や設立登記費用といった経費だけで20万円ほどかかりますが、NPO法人の場合、そういった経費は一切かかりません。
少ない資金で手軽に始めることができるのが魅力のひとつです。
サークルや任意団体等とは違い、法人化することで、権利・義務の主体が明確になるため、取引が円滑になります。
また、NPO法人は、都道府県知事のお墨付きをもらうことになるので、他の法人よりも社会的な信用が高まります。
行政や多数の民間企業がNPO法人に対して助成金制度を設けており、活動のサポートをしてくれます。
また、収益事業をしない団体にいたっては、まったく税金がかかりませんので、煩わしい節税対策等もする必要がありません。
NPO法人の設立に関しては、自治体によっては手引きが用意されていたりするので、自力で設立される方もいらっしゃいます。設立からすべて自分の力でやってみたい!という方は、ぜひチャレンジしてみてください!
しかし、NPOの設立手続を自力で行うとなると、次のようなデメリットがあります。
1)設立までの3~4ヶ月間、行政との対応に追われ、運営準備に専念しにくい。
2)一般的に出回っているテンプレートを利用すると、うすっぺらい団体が出来上がってしまいがち。
3)法改正や、行政の動きなどの情報を入手しにくい。
NPO法人の設立には、理念と人員、そして「行政手続」が不可欠です。
「手続は面倒・・運営に専念したい!」という方、「何から始めてよいのかわからない・・」という方はぜひ当事務所をご利用ください。
行政書士は、書類作成と行政手続のプロです。